1987-07-29 第109回国会 衆議院 外務委員会 第1号
我が国を初め西側諸国が結束して米国の交渉努力を支持してきたことがこのような結果を生んだものと思うわけでございますが、アラスカ配備の権利確保に関する総理のかねてからの発言もグローバル全廃へ向けての西側の一員としての努力の一環だと思うわけでございますので、我が国としては、効果的な検証措置を伴ったINF協定が早期に締結されることを期待いたしている次第でございまして、ジュネーブの軍縮交渉におきまして、パージング
我が国を初め西側諸国が結束して米国の交渉努力を支持してきたことがこのような結果を生んだものと思うわけでございますが、アラスカ配備の権利確保に関する総理のかねてからの発言もグローバル全廃へ向けての西側の一員としての努力の一環だと思うわけでございますので、我が国としては、効果的な検証措置を伴ったINF協定が早期に締結されることを期待いたしている次第でございまして、ジュネーブの軍縮交渉におきまして、パージング
さらに、本委員会での我が党の追及によって、総理のINFアラスカ配備提案がアジア太平洋地域におけるアメリカの核優位を維持し続けようとするものであることが明らかになり、核兵器にしがみつく中曽根内閣の危険な本質が鮮明になりました。
中曽根内閣の危険な軍拡体質については、これまで幾度となく指摘してまいりましたが、ベネチア・サミットにおける総理のINFアラスカ配備発言を見逃すわけにはまいりません。現在、米ソ岡ではINF全廃に向けての軍縮交渉が行われておりますが、このようなときに、世界で唯一の被爆国である日本の総理大臣が東西対立をあおるような発言をすることは、不謹慎きわまりないものと言わざるを得ないのであります。
最近も、さきのベネチア・サミットでINFアラスカ配備発言を行うなど、核兵器の廃絶という国是に反し、我が国の平和外交について諸外国に懸念を与えた責任は極めて大きいと言わざるを得ません。
ソ連はこれまで、欧州でのINF全廃後も「日本、韓国、フィリピンの核」がある限り、アジア地域に百発のINF弾頭を残したいとし、これにからんでアメリカのINFアラスカ配備問題が、INF削減交渉の重大な障害となっていた。
それどころか、アラスカ配備発言を撤回なさらないというのは、これは納得できることではありません。 しかし、この問題では論争時間が限られておりますから、次の第三のココム問題について質問をいたします。 今、ココム問題は大きな問題になってまいりました。はっきり言っておきますが、我が党はもちろん武器輸出には反対であります。問題は、東芝事件でクローズアップされたこのココムとは一体何か。
その話を聞いて私が感じたことは、長い複雑な交渉の積み上げの中で突然日本の総理からアラスカ配備を言われても、この交渉の過程では入り込む余地はないという印象を受けたわけでありまして、エメリー副長官も、総理のINFアラスカ百基配備、このことが話題になったときに、アラスカはアメリカの領土でありますから、必要があればいつでも配備をする権利をアメリカは持っておりますと、こういうふうに答えておりますが、そういう状態
質疑は、国政の各般にわたって極めて熱心に行われたのでありますが、そのうち主な項目を申し上げますと、 まず、財政一般では、六十三年度の予算編成方針、行革審の緊急答申と増税なき財政再建路線の転換について、 税制改革では、六十二年度の減税実施、マル優制度の廃止、不公平税制の是正について、 防衛関係では、防衛費のGNP比一%枠突破、INFアラスカ配備の首相発言と核廃絶、三宅島の夜間着陸訓練場建設計画について
そこで、INFのあなたのアラスカ配備の問題、先ほどおっしゃったからこの問題について言いますけれども、あなたはこれでアジアを含めてグローバル・ゼロになるとおっしゃっている。
最後になりましたが、中曽根総理に一つお聞きをして最後にさせていただきますが、これはINFのアラスカ配備問題について一つだけお聞きをして終わりにさせていただきます。 総理も指摘されましたように、日本は世界唯一の核被爆国でございます。
しかし、そのアラスカ配備その他のことじゃなくて、INFを含めまして核兵器を全廃する立場をソ連は絶対にとっていない、とらない、そういう前提かということを聞いているのです。
そればかりか、レーガン米大統領にINFのアラスカ配備を要請した、これはあるいは支持したというのかもしれませんが、これを核抑止論の立場から核廃止のための戦術だとする等は、これが再び過ちは繰り返しませんと誓い、国民合意の非核三原則を持つ国の総理の態度であろうかと、その見識を疑いたくなるのであります。
核兵器廃絶の国際世論の高まりの中で、アジアを含めてINF全廃の米ソ合意の可能性が強まっているとき、総理が過日のベネチア・サミットにおいて中距離核ミサイル、INF百発のアラスカ配備を言明したことは極めて重大であります。
いわゆるINFのアラスカ配備の問題は、ここで前から申し上げているように、アジア・ゼロにするための交渉上の材料としてこれを申し上げたということであります。核廃絶の問題については、国会でも常に申し上げているように、あらゆる機会を使って日本は努力し、政府も努力しておる。この間のベネチア・サミットにおきましても、日本のそういう基本的方針は強く鮮明にしたところなのであります。
総理は、昨日、我が国も含めアジアに配備されたアメリカの核トマホークや核攻撃機に全く触れず、INFアラスカ配備発言が交渉のテクニックであると弁明をいたしました。これはまさに米国の対ソ核優位を確立することが必要だという考え方だと思いますが、総理の明確な答弁を求めます。
総理、あなたは、対米外交の基礎が日米運命共同体にあるとして、日本列島不沈空母化、対米武器技術供与、日米共同作戦計画、SDIへの参加、アメリカのペルシャ湾安全航行確保への協力、INFのアラスカ配備の提案など、いわゆるアメリカの対ソ海洋核戦略を中核とする軍事協力関係の強化を進めてまいりました。この道は、憲法が否定している集団自衛権の行使と日米安保体制の世界安保化に事実上つながるものであります。
INFアラスカ配備問題につきましては、先ほど来申し上げているように、日本の基本的立場は世界から核兵器を追放すること、言いかえればグローバル・ゼロを達成するということ、それからアジアとヨーロッパで不平等であってはならない、特にアジアの犠牲においてヨーロッパがゼロになるということを我々は黙視することはできない、平等でなければならない、これが我々の基本的立場でございます。
INFアラスカ配備問題につきましては、ここで先ほど来何回も申し上げましたようにグローバル・ゼロ、アジアとヨーロッパを平等にする、そういう方針のもとに、米ソ交渉の際にこれをぜひ実現するがための一つの材料としてそのようなこともあり得べしという可能性を認めたということで、あくまで目標はシベリアの核もゼロにする、INFをゼロにする、そういう目標であるということを申し上げる次第であります。
次に、アラスカに対する、同じくサミットでのINF配備発言、これについてお尋ねをしますけれども、あなたはレーガン大統領に対して、ソ連への対抗措置としてINF百発のアラスカ配備を進言をいたしました。
それからまた、この六月の二十三日、当院の加藤武徳議員を団長といたしまして参議院の調査団が出ていますが、この調査団が六月の二十三日にエメリー米軍備管理軍縮局副局長、この方と会談をして、その際にエメリー氏は、米国としてINFのアラスカ配備の考えは一切持っていないというふうに言っているんです。
それから、そのすぐ後の報道で、自民党の首脳は、アラスカ配備を勧めたことについては、そんな話は聞いていない、おかしな話だと、こう言っているんですね。